いつ、何をすればいいの?
地域によってしきたりや風習も違いますが、滋賀県・湖北地方での流れをご説明します。

地域によってしきたりや風習も違いますが、滋賀県・湖北地方での流れをご説明します。
結婚を決めた両家が親類になることを祝い、贈り物を納め合う「婚約式」です。
かつては仲人を立て、仲人が女性側へ結納を収め、また男性側へ結納返しを納めに行くことが
主流でしたが、今では仲人を立てずに、当家同士で結納をされることも増えてきました。
男性側が女性宅の床の間に結納品を飾り、目録を手渡して、女性側が受書を手渡しする。
これが結納です。
儀式のあとはお茶や食事などの時間を設けて両家の懇親を深めることも大事です。
「結納返し」というのは、後日改めて女性側が男性宅へ赴き、床の間に結納返しの飾りを並べ、
目録を手渡して男性側が結納返しの受書を手渡しする儀式です。
結納の受書を返すことを「結納返し」と誤解されがちですが、あくまで受書を渡す行為ですので、
結納を返すことではありません。
正式には1年前~半年前に「結納」を納め、挙式の1ヶ月前から2週間前に「結納返し」をするのが
原則でしたが、今では結婚を決めてから挙式までの期間が短いこともあり、結納から結納返しまでの
間がさほど空いていなかったり、結納当日に結納返しをしたりと、ケースバイケースになっています。
いずれにしても、大安や友引など、縁起の良いとされる日の午前中が望ましいです。
日取りは双方で相談して決めましょう。
なお、湖北には結納の日取りなどを相談する席を設ける「貴芽酒」という風習が残っていますので、
貴芽酒の席で日取りや両家の情報交換など、結納の前段階として打合せをすると良いでしょう。
女性の家で結納を取り交わすことが定番でしたが、近年ではホテルや料亭などで行うことも増えてきました。
互いの家が遠く離れている場合は中間地点のホテルで取り交わしをされるなど、時代によって変遷しています。
男性側は、結納品(飾り)、目録・親族家族書、それらを持っていく際の風呂敷などの道具類です。
女性側は、受書・親族家族書を準備します。お茶やお食事のご接待の準備も必要です。
女性側は、結納返しの飾り(頂いた結納品を色を変えて持っていくのが主流です)、目録、それらを持って行く際の風呂敷などの道具類です。
また、近年は結納返しの際に家族土産や寺土産・内佛へのお供えなども併せて持参されるケースが増えています。
男性側は、結納返しの受書を準備します。お茶やお食事のご接待の準備も必要です。
基本的に、挙式まで飾っておかれて構いません。結納返しで男性側へ飾りが贈られた場合も同じです。
お祝いに来て頂いた方にご覧頂いたり、また挙式当日には親戚が当家へ集まり、床の間の結納飾りを前にしてお茶を飲み、それからバスで式場へと向かわれる事例も多いです。
また、役目を終えた結納飾りは、羽子板飾りにリメイクして、ガラスケースに入れていつまでもお飾り頂く事も出来ます。
挙式までにリメイクされて、式場のウエルカムスペースに
飾りますと披露宴にお越しいただいた皆様に披露できて、
とても華やかになります!(納期は3週間ほど必要です)