- 女性側の準備するもの
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- 結納返しの飾り・袴地料
- 指輪に対する記念品
- (目録を包む)広蓋・袱紗・風呂敷
- (結納の箱を包む)綿の風呂敷
- ご家族・ご親族への御土産
- お内佛・お寺土産
- 男性側の準備するもの
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- 結納返しの受書
- ご接待の席
- 手土産
結納返しとは、いただいた結納に対して、お礼と共に「こちらこそ今後ともよろしくお願いします」という意味を込めて、お返しする品のことです。
青を基調とした「結納返しの飾り」を男性側の床の間に並べ、結納金の一割を「袴地料」として納め、指輪に対する「記念品」をお返しします。
結納返しのやり方も、社会の変化や私達の価値観の変化もあって、多様化しています。
このあたりの近年の主流は、先様から頂いた結納を使用して、私ども結納屋がお預かりし、紙や房などを赤から青に色替えをし、高砂人形の代わりに宝船を補充するなどして、結納返しのセットに仕立て直すかたちです。
紙の色を赤から青に変え、高砂人形を宝船に替えました
(扇子箱には女性用の扇子が入っていましたが、男性用に入れ替えます)
以前は、荷宰領人を務める方(女性側の親戚の方など)が、荷出しの日に結納返しの品を持参するのが通例でした。
しかし最近では荷出し自体をされることが少なくなってきました。
理由としては、近年は嫁入り道具を一度に仰々しくトラックに載せて運び込むというよりも、2人で自分達の趣味に合うものを少しずつ用意される場合が増えてきたため、「結納返しの際に嫁入り道具を納める」という感覚自体が薄れてきたことがあげられます。
それに伴い、荷宰領人の役目を果たす方も減少し、結納返しは女性側のご両親と本人様で行かれて、父親が挨拶をする傾向が増えてきました。